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『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』は、バンダイナムコゲームスが2006年9月7日に日本で発売したPSP向けRPGである。1995年のスーパーファミコン版を出発点に、プレイステーション版やゲームボーイアドバンス版を経て作られた携帯機向けの移植版で、シリーズ第1作の物語を「伝説のRPG」として再提示する。原作はウルフチームが手がけ、藤島康介によるキャラクターデザインも本作の世界を形作っている。
舞台は精霊や魔法が息づくアセリア。剣士クレス・アルベインは、友人チェスターと狩りから帰った日に故郷トーティスを襲撃され、両親と大切な日常を奪われる。なぜ自分たちが狙われたのかを追ううち、彼は封印された魔王ダオスと二つのペンダントに結び付いた因縁を知り、ミントとともに長い時を越える旅へ踏み出す。
物語は過去と現在を行き来しながら、ダオスをめぐる歴史の真相と、世界を支える精霊の力を追っていく。回復術を担うミント、召喚を操るクラース、魔術師アーチェ、弓使いのチェスター、そして忍者のすずなど、異なる背景と戦い方を持つ仲間がクレスの一行に加わる。時間を隔てた出会いと別れが、旅の目的を単なる復讐からより大きな問いへと変えていく。
戦闘には、横方向の戦場で敵へ接近して攻撃するリニアモーションバトルシステムを採用する。プレイヤーは主にクレスを直接操作し、通常攻撃、特技、奥義をつなげて立ち回る一方、仲間には術技の使用や行動方針を設定できる。ミントの治癒術、アーチェの攻撃魔法、クラースの精霊召喚といった役割を組み合わせ、敵の数や弱点に応じて前衛と後衛を機能させることが重要になる。
冒険の合間には、食材やレシピを使う料理がパーティーの回復と育成を支える。戦闘後に料理を作れば、HPやTPの回復に加えて料理人として選んだ仲間の熟練度による効果も得られる。武器や防具の整備、精霊との契約、各地を巡って集めるアイテムとともに、戦い以外の準備も長い旅の手触りを作る要素となっている。
PSP版の最大の特色は、プレイステーション版では一部イベントに限られていた音声を、メインストーリー全体で新たに収録したフルボイス仕様にある。戦闘キャラクターは従来の二頭身から三頭身へ変更され、ワイド化された戦闘画面と作り直されたエフェクトで携帯機向けに演出を強化した。さらにグレードショップや任意の場所でのロード機能も備え、後に『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』へ収録された『クロスエディション』とは別の、2006年版PSP移植として位置付けられる。
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Details
- Developer
- Bandai Namco
- Publisher
- Bandai Namco
- Genre
- JRPG
- Release Date
- November 7, 2006
- System
- PSP